Letra アロー de H△G

Letra de アロー

H△G


アロー
H△G
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神社の境内 通り抜けたら、駅まで続くあの坂道。
遠くで聞こえた君の声は、踏切待ちで掻き消された。

電⾞が通り過ぎてく⾳に⽿を塞いでいた。

ひとりだけマスクをして写した記念写真も。
授業中、君がそっとくれたのど飴の切ない味も。

"さよなら" 思い出だけが僕らを置き去りにして、
ただ過ぎてゆく時間の中で⽴ち尽くしていた。

いま⽬に映った景⾊すべてが、スローモーションになってゆく。
⾜りない何かを⾒つけられたら、⼤⼈になってゆけるのかな?

電⾞が通り過ぎてく⾳が胸に響いていた。

この遮断機が上がると僕らはまた進まなきゃ。
果てしなく続く坂道を⾜早に駆け上がってゆく。

"さよなら" 巻き戻せない時間があるってことは、
そんなことはね、分かっている。分かっているから。

近くにあることさえも気付かず⾒過ごしたもの。
遠くにあると思い込んでいつしか失くしていたもの。

"さよなら" 思い出だけが僕らを置き去りにして、
ただ過ぎてゆく時間の中で⽴ち尽くしていた。


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